いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)で最も重要なことは生活習慣の改善です。
生活習慣の改善をしたうえで、下記の治療方法を取り入れていきます。大きく分けて4つの治療方法がございます。
下あごを前方に出すように矯正し、睡眠時に喉を広げ気道を確保し、いびきや無呼吸を防ぐ治療です。
SASと診断され歯科を紹介された場合は健康保険が適用されます。
ただ残念ながら歯が少ない方、顎関節に痛みがある方、鼻づまりの方、扁桃腺肥大の方などはお使い頂けない場合もございます。成長期のお子様も骨格が変わっていくため使えない場合もありますので、専門の歯科医のもと、最適なマウスピースを選択することが大切です。提携の歯医者さんをご紹介することもできます。
メリット |
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デメリット |
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料金(健康保険適用) | 3割負担で通常1万円程度 |
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CPAP(シーパップ)療法とは、鼻に装着した特殊なマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかけ、閉塞を改善する方法です。効果も高く、副作用が少ないので、いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療方法として確立しています。
高血圧などの合併症の予防、改善効果があることも立証されており、健康保険も適応されます。
※健康保険でCPAP療法を行うには、毎月1回、外来診察を受けていただく必要があります。
メリット |
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デメリット |
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料金(健康保険適用) | 3割負担で通常4,800円程度 |
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肥満は首周りにも脂肪がつくため、気道を閉塞させてしまう原因となります。
減量することにより無呼吸が著しく改善することもあります。ただし、減量は医師の指導のもとに行い、急なダイエットは禁物です。
タバコの煙は、のどや気道の炎症・腫れを引き起こし、無呼吸をますます悪化させます。
できるだけ禁煙心掛けましょう。
特に、就寝前の飲酒は控えましょう。
アルコールは血圧に悪影響を及ぼし、気道の筋力を低下させ、気道を狭くする作用があるため、ますます無呼吸を悪化させてしまいます。
アルコールと同じ様に、睡眠薬や精神安定剤は、気道の筋力を低下させ、気道を狭くしてしまいます。
睡眠薬、精神安定剤の服用は、医師と相談し、できるだけ控えましょう。